日誌74 たけきの藩民たち/二郎真君
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おかしい。
何故だ。
ほわーい(WHY)。
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後ほねっこ領から敵が撤退した。それと未確認ではあるがどうもアラダの白の氏族はこの世界から撤退したらしい。
これらを踏まえて予想できるのは
【祝・たけきの藩領土への帰還】だ!!!(だといいな)
廃墟と化したであろう国土を復活させるべく一同は努力せねばなるまい。
「国民の休日」イベントや公共事業などで稼ぐべく頭を使い、資金、資源を手に入れるなどで。
藩民の特性などを踏まえ、何ができるかなどの調査をしようと名簿を見たときに一瞬頭が真っ白になった・・・。
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頭の中でリピートする「なぜだ」の声。
それは藩民名簿を見た我輩の理性の叫びであった。
なぜに藩民が増えてるんだ?20人超えって信じられん。亡命中でしかも最近、褌とか筋肉とかパンダとか靴下とか酔っ払いとかなんかよーわからん物体Xが出没しまくってる藩ってのを知ってるのか・・・?
しばらく藩民増加についての原因を模索するがわからない。
ちょうどそばを歩いていた大須さん(サイボーグ)を発見。
ネット検索で情報収集をしよう!
笑顔で大須さんを捕獲。
びびる大須さんを無視してナショナルネット機能セットアップ。ネット接続開始。
・・・ ・・・ データリンク OK
・・・ ・・・ データ検索ワード「たけきの藩」
・・・ ・・・ 検索終了
マイコンにデータを落として早速調べる。
「・・・藩王様の人気も時間がたったせいで下火だな。アイドルの寿命は短いな。」
「二郎さん、私用事があるんですが・・・。」
「むぅ、最近はパンダが藩のイラストに良く出ている部分なんかが目立つな。コレか?」
「もー。私は備品じゃないんですからねー」
「おう、大須さん、助かったよ。」
礼を言ったのだが、ぷんぷんしながら大須さんは去っていった。
ありがとう、たけきの藩「サイボーグ」部隊。君らのおかげで接続料無料だ(セコイ)。
なるほど。下火とはいえ一時期は絶頂人気だった記憶が残っている事+ラブリーパンダが今のたけきの藩のシンボルのようだな。これなら一般人も参加したくなっても不思議ではない・・・か。
道端で転がる酒瓶とエプロンと物体Xども(複数)をみて思う。
これ以上のXの増加は危険だ。施設増設が間に合わない。アメリカの刑務所はどこも収監者で一杯だと言うけどウチもか・・・。
そうならんようにパンダと元アイドルの藩王様をもっと前面に押し出さねばならんな。
この二点を使用してお金を稼げば一石二鳥か。
「あぁ、そこでこれを読んでいる貴方。頑張ってください。明日のたけきの藩は貴方の腕にかかっているのですから。
ウチは自主性を重んじるので恥ずかしがらず自分でやれることをバシっと宣言してやっちゃってください。
藩王様に報告は忘れずに。
小笠原へ行くにもお金稼がないと厳しいのですよー。パンダーランド建設アイデアとか何か面白いのがあったらよろしく!」
(天に独り言をつぶやく二郎であった。)
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外付け良心こと善意のひわみさんへパス。
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