日誌63/梅本
「うー可愛いなー。」
梅本は藩王とパンダが外で一緒に遊んでいる様子を窓から見てデレデレである。
タマの屋敷から戻ってきてすぐの戦、撤退で今のようの風景もみれなかったからよほどだ。
「うー。」
にやけている、とても上機嫌だ。
FBVの方々に貸して貰っている部屋の天井の上に気配がある。
梅本のにやけた表情が消え、口が開いた。
「パランか?」
天井裏にいる忍パンダが答える。
「はいそうです。お知らせがあります。」
「なんだ?」
「偵察していたと思われるチル3体を発見し始末しました。こちら側の被害はありません。」
「ふむ、解った。変態共の件は?」
「すみません奴らの手がかりは何も。。我等の軍用回線にアクセスしたところまでは解ったのですが。。」
「軍用回線だと?」
タマにつけられた梅本の顔の傷が疼いた。
「はい、、おそらく軍部に奴等の仲間いるとおもわれます。」
「靴下と褌共め・・。・・トモエが格納されている倉庫を押さえておけ。」
「は?」
「もしもの時はトモエも使ってよい。藩王には演習と言っておく。犬士の仲間にも伝えておけ。」
「はっ、わかりました。それでは失礼します。」
「待て。藩王の警備にダランもつけろ。」
「わかりました。それでは。」
天井裏から気配が消えた。
表情が戻り外を見る。
「あうあー、可愛いなー」
2007-03-24 22:29
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