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日誌65*泡沫の夢 /砂神時雨

「お前相手したってんねんから手ぇ抜けや。しばくぞ」
「シグりん手ぇ抜いたら切れるやんか頑張れやー。ツモ」
「うお!!マジでか!つーか、シグりん言うなや!!弟の癖に」
「立直、四暗刻、ドラ3、単騎待ち」
「…お前そんなエゲツナイ手で上がるから友達に麻雀呼ばれへんねんで」
「シバムラティックバランス好きやろ?」
「何が悲しゅうて血を分けた弟に血祭りに上げられないかんねん。俺にも運分けろ。人生そのもの強運で生き抜きやがって。地獄に落ちろ天然ブルーヘキサ」
「俺は運しかないからな。そんじゃ麻雀やめて囲碁にしようか。陣取りゲームはシグりん得意やろ」
「目算出来るようになってから出直せアホ。負けたままで終われるか。もう一局打つで」

――――2年前の現在・忍者、現在・パン職人の某兄弟の日常。

 そんな夢を見たので非常に寝覚めが悪い今日この頃。居候生活で枕が変わった所為かと思いもしたが、二郎殿に貴方はそんな繊細な神経の持ち主か?と聞かれ返答に困る。
 自分には運がないと自覚している。隣にいたのが強運男だったので余計に腹が立つのだが、藩国に入ってからというもの怒涛の非日常が過ぎて自分の運のなさを余計に自覚してみる。
 望んで入った藩国であるのだが、自分は役に立ってるのか考えては悩み、悩んでは吏族の尻尾を撫でて怒られ、又悩む。それ位今の藩国は色々起こっている。
 春には桜でも眺めながら皆で飲もうと話していたのだが、桜の木も先の戦で燃えてしまっただろうか。今後拡大する予定だった忍パンダの育成にも支障が出るかもしれないと思うとがっかりしたりもするが、その辺は梅本殿がきっと良しなにやってくれるだろう。
 梅本殿がパンダ当番の様に、それぞれ持ち場立場の役割徹底が本来必要であるが、自分はいわゆる『器用貧乏』になる。絵も描ける。お話も書ける。だけど1番に何が出来ると言われると良く解らない。
 仕方がないので一番したい事を考える事にした。

結論*藩王様と共に国に帰る時に『マッスル★褌漢祭り』を開催し、マッスル褌の野郎共が担ぐ神輿の上に藩王様を乗せ街を練り歩く。国民も元気な藩王様を見て大喜び★

 ろくな結論の至らなかった。考えるべき脳もないらしい。というか、こんな企画出した時点で死亡フラグ。泡沫の夢であった。

 しかしながらこの藩に来て良かった事もある。

――――我が凶運にも下には下が居るという事を知った。

 アンラッキーガール&ボーイズユニットが山の様に組めそうな我が藩。せやけどね、マイナスはマイナスと掛けるとプラスになるからそれでも別に良い。その為の沢山の藩員がいるねんね。

 それに気が付いたので心置きなく今日のマッピング作業に出掛ける事にする。

**次は素敵なメード★ガイ志望の忍潮井殿でござる。


2007-03-27 22:15  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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